あの東日本大震災が発生して今日でちょうど100日。
龍源寺では、縁により100ケ日法要を、近くの牛伏ドリームセンターに避難されている被災者様方と共に勤めさせていただきました。
地震・津波の被害はいわずもがな、今なお収束する見通しのない原発事故の影響は酷いモノです。
拙僧も2度、福島県南相馬市に伺い、ボランティア活動及び慰霊を勤めさせていただきましたが、まだまだこれからでございます。

差定
三会上殿
七下鐘導師上殿
拈香法語
東日本大震災物故者精霊位牌開眼
(如來十號、開眼作法、洒水)
摩訶般若波羅蜜多心經
本尊上供回向
大悲心陀羅尼(讀經中參拜者燒香)
舎利禮文三返
総回向(回向中導師讀込あり)
散堂

了而

當山住職挨拶
群馬県曹洞宗青年会長挨拶
當山総代長御禮


挨拶をする龍源寺代表小林茂様。

法要終了後にご法話をさせていただく龍源寺住職1。

法要終了後にご法話をさせていただく龍源寺住職2。
なお、同法要には、共にボランティア活動をいたしました高崎市赤坂町長松寺山端紹之老師もご来山してくださいました。
ご随喜、誠にありがとうございました。拝
上毛新聞様に掲載された記事です
100日目の祈り福島に届け 避難3家族が法要 高崎・吉井

東日本大震災の発生から100日となった18日、高崎市吉井町の龍源寺(渡辺龍道住職)で100カ日の法要が営まれた。
近くにある牛伏ドリームセンターに福島県内から避難している3家族8人が身内や友人の冥福を祈った。

同寺に5月下旬、福島県南相馬市から避難している津田吉高さん(78)がたまたま訪れたことがきっかけ。
「避難中で葬儀が執り行えず、気持ちの整理もつかない人も多いだろう」(渡辺住職)
と考え、市に支援を申し出て実現した。

法要では、渡辺住職が震災で亡くなった人々の位牌の開眼の儀式を行った後に読経。
檀家に続いて避難者が順番に焼香して祈りをささげた。

渡辺住職は5月末と今月14日に南相馬市内で有志によるボランティア活動を行ったことを紹介。
その上で「亡くなった人のためにも残された人は前を向いて歩いていかなくてはいけない。共に頑張っていきましょう」
と避難者らを励ました。

実家が津波に流され、兄の吉宗さん(80)がいまだに行方不明という津田さん。
「法要をしていただき、本当にありがたい。心のつかえが取れた。これを機に前を向いて生きていきたい」
と力強く語った。

(記事全文)