平成23年8月25日、前回・前々回に引き続き、先の東日本大震災で被害にあった福島県南相馬市へ有志を募って第三回目のボランティアに行ってまいりました。(総勢8名参加) 今回は前回までの炊き出しでなく、ボランティアバザーといった形での参加になります。 今回も、炊き出しのボランティアに共に行動をいたしました県内外若手宗侶と共に、ボランティア活動をさせていただきました。
バン型の大型車4台がいっぱいになるほどの物資が、参加された各寺院にて集まりました。 ありがたいご協力に感謝をいたします。
前日に仁叟寺にて、檀家の皆様はじめ多数の方々から頂いたバザーの出品物の積み込み作業を行い、翌早朝福島に向けて出発しました。 まず、前回及び今回のボランティアの受け入れのご縁を作っていただいた新祥寺様へご挨拶し、新祥寺様での慰霊供養を行いました。
その後、南相馬市鹿島区の牛河内第一、第四応急仮設住宅区内の集会所にてボランティアバザーを行い、同時にかき氷を振舞いました。 また、福島民報(福島県最大の地方紙)の方の取材を受けることもございました。
今回はフリーバザーという形で賽銭箱を用意し、志を入れていただくかたちを取りましたが、 『こんなに沢山いただいたのでは・・・』といい、一度仮設住宅に戻り、浄財を入れてくださる方もおられました。 また、多数の感謝の言葉をいただき、嬉しくも照れくさくもありました。
そして、かき氷ですが当初は天候が心配だったのですが バザー開催中は天気も持ち、さらに蒸し暑かったせいもあり計200杯くらいは振舞えたかと思います。 また、その時も皆様から笑顔と感謝の言葉をいただきました。 なお、かき氷の機材レンタル,氷,シロップ等は高崎市長松寺様のご縁により同市泉氷店様より無償にてご提供いただきました、感謝。
今回で3回目となりましたが今回も何かと考えさせられました。 小さなことですがコツコツと積み上げていくことが大切だと肌で感じました。
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檀家様のご協力で多くの品が集まりました、感謝 |
新祥寺様の身元の分からない遺骨、第1回・2回と比較して大分数が少なくなりました。 |
新祥寺様にて慰霊供養 |
バザー会場の 牛河内第一、第四応急仮設住宅区内の集会所 |
かき氷の準備中、今回はレモンが人気でした。 |
バザー開始、お互い譲り合っていました。 |
多くの感謝の言葉をいただきました。 |
海岸部に近いところはだいぶ瓦礫などの分別が出来てきました
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今回も前回と同様に、新祥寺副住職様とのご縁で南相馬市の伺わせて頂きました。副住職様は龍源寺の大施食会でご法話を務めた事もあり、大本山總持寺修行中は勿論、その後に亘って公私共に友誼を結ばせております。 3月11日の地震の報に接し、連絡を取り合い前々回・前回のボランティア活動に、その後に第三回目となります今回の件に至りました。
なお、今回行ったボランティアは、 1.仮設住宅(二箇所、鹿島区牛河内第一・第四応急仮設住宅)にてボランティアバザーとかき氷を展開(バザー品・かき氷は地元檀家さんのご協力をいただきました)。 2. 地元の福島民報(福島県最大の地方紙)の取材を受けさせていただきました。 3.ご遺骨を多数預る新祥寺様本堂にて慰霊法要を修行しました。
などを務めさせていただきました。
『皆様方は、1人ではない どこかで思いを持っている人がおります。 ゆっくりと、こつこつと、少しずつでもいい、 前へ進んでいくお手伝いを微力ながらさせて頂きます。 共にがんばろう日本! がんばろう東北!』
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福島民報様に掲載された記事です |
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避難者に生活物資支援 〜群馬の曹洞宗青年僧有志〜
群馬県の曹洞宗青年僧有志ら8人は二十五日、南相馬市鹿島区の牛河内第一、第四応急仮設住宅を訪れ、避難者に生活物資を支援した。
高崎市の龍源寺住職の渡辺龍道さんを代表に、南相馬市原町区の新祥寺の野田精顕副住職、曹洞宗の総本山總持寺からも参加。ワゴン車四台に物資を満載して訪問した。
お盆に檀家に声を掛けて集めた衣類、食品やせっけん、タオル、茶わんなどの生活雑貨を集会所に並べ"おさい銭"をいただくバザー。仮設住宅ですぐに役立つものばかりで、避難者が品定めして持ち帰った。採れたてのミョウガも配った。
檀家が提供した氷でかき氷も振舞って喜ばれた。
(記事全文) |
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浄財を福島民報様へ 送らせていただいた際の記事です |
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〜群馬県の曹洞宗青年会有志が2万9481円〜
高崎市の龍源寺住職渡辺龍道さんら6カ寺、南相馬市の新祥寺副住職野田精顕さんら11人が7月8月の2回、南相馬市鹿島区の仮設住宅で行ったチャリティーバザーで被災者が寄せた浄財。南相馬支社に郵送で届いた。
(記事全文) |